「やまと芋」は漢方では滋養強壮剤として活用・消化にも優れたスタミナ食です。
「ヤマイモ」のなかまには、
ナガイモ
イチョウイモ
ヤマトイモ
ツクネイモ
ジネンジョ
があります。
「やまといも」は中国が原産といわれ、日本では正倉院の文書にもその名が登場するほど歴史のある食物で、漢方では滋養強壮剤として活用され、消化にも優れたスタミナ食として書かれています。
消化が良く、他の食物の消化も助けるやまといもは昔から滋養強壮・病後の回復食に使われ、衰弱体質、食欲不振、せき、皮膚の乾燥などには、火を通して常食すると効果的といわれ、薬膳では糖尿病に良い食材とされています。
ヤマイモは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の山芋と言われています。
自然薯、大薯の総称で、600種ほどあると言われて、形状の多様も色々で栽培も難しい植物です。
一般にヤマノイモとして、量販店に売られている長芋やヤマト芋は元々は外国から導入された栽培種で、原産地は中国の華南西部と言われています。
いもの形から、円筒棒状形のナガイモ群、扁平で扇形と短系の棒状のヤマトイモ群、球形のマルイモ群に分けられます。
自然薯は、山野に自生し、さといもや稲が渡来する以前は主食の一つだったという説もあります。